薬剤師として使える本もこれからは紹介していけたらと思っています。
たまたま、南山堂のHPで見かけた新刊書でしたが、これは今までにあまりなかった本だと思いました。
私自身、薬物動態学は学生時代からあまり得意ではなく、それほど薬局で働く上でもあまり重要ではないと思ってきました。
しかしながら、薬の効き目や飲み忘れなどにおいて、薬物動態を知っておくことは薬の服用における安全性を考える上で、必要最小限のことは知っておかないとまずいと思うようになりました。
著者のコメントでも、簡単に薬局で使うための法則を10にまとめているので、私でも読めるレベルかなと思っています。あまり取り扱っている書店が少ないかもしれないですが、直接、南山堂で購入すれば、通販で買うことができます。
<はじめに>
はじめに
大学時代,大嫌いな講義は薬物動態学でした.難しい用語と計算ばかりで,実際に何の役に立つのかもさっぱりわからず,国家試験に合格するために必死に暗記していた記憶しかありません.
卒業後,医薬品卸売業者を経て保険薬局に勤務した私は,実際に患者さんとお話するようになり愕然としました.「この痛み止めは何時間くらい効いているのです?」,「くすりを飲んで肝臓が悪くなったことがあるけど,このくすりは大丈夫なの?」,「授乳中だけどくすりを飲んでどれくらいの時間たてば授乳できるの?」など,いろいろな質問を受けるのですが,まったく答えることができない自分がいたのです.それからわたしと薬物動態学との悪戦苦闘の日々が始まりました.
しかし,大学時代は大嫌いだった薬物動態学が,不思議なことに知れば知るほどおもしろくなってきたのです.「t1/2だけでくすりの効きめや副作用症状がなくなる時間がわかるの!」,「肝排泄型か腎排泄型かを見分けることは難しくない!」,「薬物動態値だけで血中濃度まで予測できるの!」など,日常業務に役立つ身近な知識であることがわかったからです.こうして,わたしの中で薬物動態学は“難しい学問”から“患者さんと処方せんがみえる学問”となり,薬剤師人生においてなくてはならない最高のパートナーになりました.薬物動態値から推理・判断できることは多く,患者さんと一緒にくすりのことを考え,悩みや疑問を解決できたときの患者さんの笑顔をみると「薬剤師をしていて本当によかったな」と思います.
“薬物動態学を好きになってほしい”という思いを込めて本書はできました.“難しい学問”という概念は頭の片隅において,読み進めていただきたいと思います.本書では,薬物動態値をとてもシンプルにとらえ,応用する計算式も加減乗除だけです.あまりに簡単すぎて「これでいいの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが,本書のコンセプトである難しく複雑な薬物動態学を単純明快に解説すること,そして,臨床現場で役立てていただくことを思い出しながらご覧ください.
「患者さんの体の中で何が起こっているのか?」をいつも科学的に考えることでこの本を書くことができました.ぜひ楽しみながら読んでください.
未来はあなたと患者さんのものです.
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たまたま、南山堂のHPで見かけた新刊書でしたが、これは今までにあまりなかった本だと思いました。
私自身、薬物動態学は学生時代からあまり得意ではなく、それほど薬局で働く上でもあまり重要ではないと思ってきました。
しかしながら、薬の効き目や飲み忘れなどにおいて、薬物動態を知っておくことは薬の服用における安全性を考える上で、必要最小限のことは知っておかないとまずいと思うようになりました。
著者のコメントでも、簡単に薬局で使うための法則を10にまとめているので、私でも読めるレベルかなと思っています。あまり取り扱っている書店が少ないかもしれないですが、直接、南山堂で購入すれば、通販で買うことができます。
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<はじめに>
はじめに
大学時代,大嫌いな講義は薬物動態学でした.難しい用語と計算ばかりで,実際に何の役に立つのかもさっぱりわからず,国家試験に合格するために必死に暗記していた記憶しかありません.
卒業後,医薬品卸売業者を経て保険薬局に勤務した私は,実際に患者さんとお話するようになり愕然としました.「この痛み止めは何時間くらい効いているのです?」,「くすりを飲んで肝臓が悪くなったことがあるけど,このくすりは大丈夫なの?」,「授乳中だけどくすりを飲んでどれくらいの時間たてば授乳できるの?」など,いろいろな質問を受けるのですが,まったく答えることができない自分がいたのです.それからわたしと薬物動態学との悪戦苦闘の日々が始まりました.
しかし,大学時代は大嫌いだった薬物動態学が,不思議なことに知れば知るほどおもしろくなってきたのです.「t1/2だけでくすりの効きめや副作用症状がなくなる時間がわかるの!」,「肝排泄型か腎排泄型かを見分けることは難しくない!」,「薬物動態値だけで血中濃度まで予測できるの!」など,日常業務に役立つ身近な知識であることがわかったからです.こうして,わたしの中で薬物動態学は“難しい学問”から“患者さんと処方せんがみえる学問”となり,薬剤師人生においてなくてはならない最高のパートナーになりました.薬物動態値から推理・判断できることは多く,患者さんと一緒にくすりのことを考え,悩みや疑問を解決できたときの患者さんの笑顔をみると「薬剤師をしていて本当によかったな」と思います.
“薬物動態学を好きになってほしい”という思いを込めて本書はできました.“難しい学問”という概念は頭の片隅において,読み進めていただきたいと思います.本書では,薬物動態値をとてもシンプルにとらえ,応用する計算式も加減乗除だけです.あまりに簡単すぎて「これでいいの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが,本書のコンセプトである難しく複雑な薬物動態学を単純明快に解説すること,そして,臨床現場で役立てていただくことを思い出しながらご覧ください.
「患者さんの体の中で何が起こっているのか?」をいつも科学的に考えることでこの本を書くことができました.ぜひ楽しみながら読んでください.
未来はあなたと患者さんのものです.
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買ってよかった点!
たぶんきっと・・・




















